運動中の怪我対策特集”大腿部打撲”対策!打撲を放置しておくと大変なことに!?あの「ももかん」を大解明!!
- 2019.07.10
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サッカー少年の大敵・・・大腿部打撲
大腿部打撲の正しい処置について
サッカー少年ならば誰でも一度は経験のある大腿部打撲。
大腿部とは所謂「ふともも」に該当する部分で非常に面積が広く、運動中に衝突などで損傷してしまうことが多くあります。
ですが、多くの方は「大腿部打撲」と聞いてもイマイチピンとこないかもしれません。
大腿部打撲の正体は・・・
大腿部打撲の正体は通称「ももかん」です
大腿部を打撲(強打)すると、筋肉が損傷します。
大腿部の打撲は、通称「チャーリーホース」や「ももかん」とも呼ばれています。
多くの方はこっちで聞き覚えがあるのではないでしょうか?
経験者は分かると思いますが、数分間まともに立てなくなってしまうくらい痛いです・・・(汗)
スポーツではサッカーやラグビーといった”コンタクトスポーツ”に多い怪我です
知識その1 大腿部を打撲すると?
打撲部の腫れが強いと痛みが強いばかりか、筋肉の出血や腫れにより筋内圧が上昇し、皮膚が張ってくる。
膝を曲げることが困難になる、膝の*屈曲制限も起こる(完全に曲がらなくなってしまうこと)
どこまで膝が曲がるのか?というのも処置を行う上での判断ポイントになります。
また、慢性化すると後述する骨化性筋炎の合併や筋組織が硬くなり膝が完全に曲がらなくなってしまうこともある。放置すると恐ろしい怪我です
知識その2 重症度を見分ける方法は?
大腿部打撲の場合は、衝撃力の大きさがそのまま重症度につながる。
衝撃力=重症度
重症度の目安は受傷後の膝の曲がる角度が参考になります(うつ伏せ)
下の図のようにかかとをお尻につけるように膝を曲げていきます
(軽症)ほとんどの膝屈曲制限がなく膝が90°以上曲がる
(中等症)膝の曲がりが45°〜90°までしかいかない
(重症)膝の曲がりが45°以下に制限されてしまう
膝が床と垂直ならば90°である。これはあくまでも簡易的な検査で、骨折の疑いを除外するためにはきちんとした整形外科を受診しレントゲンやMRI検査をすることをオススメします。
応急処置編
受傷直後(3日間)には内出血を最小限に抑える必要がある。
そのため、徹底的なアイシングを行う。アイシングの重要性についてはこちら
アイシングの体勢は、血腫ができるのを抑えるため、痛みの自制内で可能な限り膝を曲げ、冷却する。
痛みはあると思うが、膝を伸ばしたままアイシングをすると、筋肉が硬くなり膝が曲がりづらくなる。
アイシングの際に使用する氷嚢はこんな感じのでOKです。最近はおしゃれなデザインのものもたくさん出ています。
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氷嚢にプラスしてアイシングラップもあると凄く便利です。
痛みがある場所に氷嚢を当ててアイシングラップでぐるぐる巻きにしてしばらく放置しましょう。
恐ろしい合併症の危険
骨化性筋炎(こつかせいきんえん)
骨化性筋炎HA筋の打撲傷の後に起こりやすい合併症です。損傷によって血腫か固まり骨化してしまいます。
特徴的な症状として、膝を完全に曲げられない症状が見られることが多くあります。
まとめ
大腿部打撲=ももかんは誰にでも起こりうる怪我です。特に育成年代の選手は誰もが一度は経験したことがあるのではないかというくらいメジャーな怪我でしょう。
きちんとした処置方法を学び、そして実践し対処すれば問題ありませんのでご安心ください。
ただし、甘く見て全く処置をしないのは大変危険です。
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